【座談会8/6】【仮レポート】

2016年8月7日12:10現在、主催高橋においてレポートを制作しておりますが、座談会での内容が思いのほか膨らんでおり、レポートの作成が間に合っておりません。
取り急ぎ、「こんな話題が出た」というところまで。
間に合わないかもしれませんがパブリックミーティングに向かいます!(恐らく行列になっていると思うので…)
きちんとしたレポートはPDFとともにのちほどホームページにアップしたいと思います!
※参加者につきまして、当初主催以外の参加者が6名と記載していたものがありますが7名でしたので訂正できるものは訂正いたしました。


(1)SIAF2014
・展示を観たり、ボランティアとして参加したりなど積極的に楽しんだ人もいた一方で、「知らないうちに始まり、知らないうちに終わっていた」という人もいた。
・展示作品によっては、最終的な造形物だけを観ても分からないものがあったが、中身をよく知ると、作家さんが札幌について非常に深くリサーチ、考察してくれた作品であるため、意図やプロセスを知るととても面白い。ただし、その意図を知るまでの手順がかなりあり、多くの市民に伝わっていなかったのではないか。
・地元の人では気付かないことを外部の作家が掘り起こしてくれる。
・テキストを読まなくても圧倒され感動できるほど引き込まれる作品がなかった。吸引力のあるコンテンツがあれば、市民同士の口コミなどでもっと楽しさが広まったのではないか。
・「大量のボランティアが現場で活動する、ということが前提でよいのか。仕事内容によっては報酬を支払うべきではないか。参加したことを自慢したくなる芸術祭であれば、報酬がなかったにせよ、自尊心を満たすことができるのでは。また、2014においてはボランティアをまとめる体制作りに不安があった。
・現代芸術がよく分からない上、よく知らない作家ばかりで、ピンとこなかった。誰でも知っている有名な作家や地元の作家が出ていると興味が湧きやすいのでは。

(2)SIAF2017
・来年開催されることを知らない人がまだ多い。パブリックミーティングのチラシはどこにあるのか?目につかない。
・SIAFという単語が馴染んでおらず、「分かる人だけが分かる」ようになっていないか。
・札幌国際芸術祭のほかに北海道国際芸術祭という市民運動もあり、混同している人もいる。
・市民からの公募があるのは良いと思う。落選した案や、一次審査通過企画に対して市民から集めた意見はどこかで見られるのか。
・8/7のパブリックミーティングで出展作家が発表されるが、あまりアートに詳しくない市民でも「おお!」と思える目玉になる作家または企画を期待したい。
・八月祭が盛況であったが、大風呂敷の由来など、どんなつながりがあってその祭がそのようにそこにあるのか、を知ってもらうのも重要。

(3)全体的に
・芸術祭に興味はあるが漠然としていてよくわからない。
・事務局にいるのはどんな人たちか? SIAFをやることを楽しんでいるか。
・実は札幌ではサブカルやアングラが発展しており、そうした地元の動きを活かしてはどうか。漫画、アニメなども海外の人からの支持が厚く、共感を得やすいのでは。
・ストーリー性は大事だと思う。「これをやります」ではなく、「こういう物語があるのでこれをやります」を伝えるのが良いのでは。
・札幌のアートのマーケットを拡大していけるか。
・「札幌は歴史が浅い」と言ってしまうとそこで終わってしまう。市民が知らないルーツは色々ある。
・「参加して」と言われると押し付けがましさを感じるが、多くの人は体験することが好き。主催側が「参加して」「面白いよ」と言うのはしらけてしまう?
・参加していないのに文句だけ言う人も多い。楽しもうとする努力もいるのでは。それと同時に、行動をおこさせる吸引力も必要。
・芸術祭をきっかけのツールとして、どのようにしていけるかの模索が(市民レベルでも)必要ではないか。

(2016年8月7日12:10 作成:高橋弘子)

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