「SIAFについてのモヤモヤしたアレ」の趣旨
質問と回答
「SIAFについてのモヤモヤしたアレ」は、「札幌国際芸術祭(SIAF)に対してなんとなく、あるいはハッキリとモヤモヤしている」ということについて取り組む活動です。
2014年に開催され、2017年の開催も控えている札幌国際芸術祭(SIAF)。
地元である札幌・北海道にて芸術祭が開催されることはおそらく喜ばしいことですし、2014年開催時には様々な展示や催しがあり、2017年開催に向けてもすでにいくつものプロジェクトが始動しています。ゲストディレクターなども新たになり、2014年開催時とはまた違った盛り上がりを見せることと思います。
私、高橋弘子は札幌の草の根アート界隈で活動する絵描きですが、普段出入りするフィールドでSIAFの話題を出してくる地元作家が割合として大変少ないことに違和感を感じています。あるいは、「誰のためにやっているか、何をやりたいのか分からない」「現代芸術だけのイベント」「内輪感が強い」など、あまり良い評価を聞かないか、まるっきり無関心な人もいるのを知ることもあります。
もちろん、アート活動をしているからといって、必ずしもSIAFに興味を持たなくてはならないということではないと考えますし、私のまわりの作家といっても極端に数が多い訳ではなく、ほとんどはアマチュアです。また、私のまわりでは現代美術の作家も多くはありません。それに、この文章を書いている2016年7月8日時点では、自分のまわりのすべての作家に話を聞いた訳ではありません。
もしかしたらモヤモヤを抱える人の数は少ないものかも知れませんが、自分を含めて、自分のまわりがせっかくのアートのイベントを楽しめていないとしたら、なんとなく、もったいなくないか、と思うのです。
社会人の作家は税金も払っているのだし、楽しめなければなおさら損ではないか。
「このモヤモヤや無関心は何故発生してるのだろう?」「解消できるモヤモヤはあるのだろうか? その道筋はどこにあるだろうか?」(そもそも、「モヤモヤしている人はどのくらいいるのか?」)ということを考え始め、このモヤモヤ自体を活動とすることにしました。
いっそのこと、モヤモヤを楽しんでしまおうと。
解消できるモヤモヤは解消してしまおうと。
どちらかというと、「楽しんでしまおう」がメインです。テーマについて話し合う座談会を重ねたり、モヤモヤした展示なんかもできたらいいなと考えています。参加したい人、ちょっとのぞきたいだけの人、大歓迎です。
2016年7月
高橋弘子
『SIAFについてのモヤモヤしたアレ』の目的
(1)「何故、何が本当にモヤモヤしているのか」を探る
(2)モヤモヤを楽しむ
(3)できればそのモヤモヤを解消する
(2016年7月12日時点)
『SIAFについてのモヤモヤしたアレ』のルール
(1)単なる批判に終わらないこと
(2)誹謗中傷をしないこと
(3)札幌国際芸術祭(SIAF)の妨害をしないこと
(できればSIAFも楽しむこと!)
(4)公序良俗に反しないこと
(2016年7月12日時点)